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JRAシステムサービス株式会社様

JRAシステムサービス VAN事業部 大曽根俊一氏 大野登氏に、アクセルメール導入の経緯と理由について詳しく聞きました。

(JRAシステムサービスについて)
日本中央競馬会(以下 JRA)の子会社。主な事業はJRAの勝馬投票券の発売・集計・払戻し等のシステムの運用保守・調査研究並びにシステム開発や設計管理事業。これら事業は親会社の仕事を請け負う企業間取引(B to Bビジネス)だが、現在、アクセルメールを使っているVAN事業部では、競馬ファン向けに情報サービスを提供し、直接サービス料金を回収するという、エンターテイメント事業(B to Cビジネス)を行っている。
事例本文においては、「JRAシステムサービス」の語は、特にことわりのないかぎり「JRAシステムサービス VAN事業部」を指します。

競馬情報サービスJRA-VANのメール配信エンジンとしてアクセルメールを活用

-テキストメール  -HTMLメールJRAシステムサービスでは、アクセルメールをどう活用していますか。JRAシステムサービスでは、アクセルメールを、競馬ファン向け情報サービス「JRA-VAN」での携帯メール配信エンジンとして、2006年11月より活用しています。配信サーバ数は3台。送付メール数は一週間に約120万通です。
2010年11月からは、より見やすいHTMLメールを送信するために、「絵文字・デコレーションメール変換機能」を追加導入しました。HTMLメールと通常のテキストメールとの違いは次のとおりです。
テキストメールの場合、長いURLがそのまま表示されて目障りです。またURLはメール先頭と末尾に一つずつしか載せられません(いくつも載せると、見た目が汚くなるから)。
一方、HTMLメールならば、URLを隠せるので見た目がスッキリします。「ステラロッサ」、「ダノンバラード」など馬の名前をクリックすれば、その馬の情報が出ます。レイアウトの自由度や画面の美しさも明らかにHTMLが優っています。
HTMLメールの方が、「レース情報を【正確に、早く】知りたい」という競馬ファンのニーズに、より合っているといえます。

JRA-VANの概要

JRA-VANの概要を教えてください。JRA-VANは競馬ファンのための総合情報サービスです。JRA-VAN全体の概要は次のとおりです。

項目 内容 備考
サービス開始時期 1992 年サービス開始
1999 年携帯サービス開始
携帯サービスは
i-modeと同時期に開始
提供情報内容 レース情報、速報
競走馬、騎手、調教師情報
レース動画の閲覧
その他
情報提供の媒体 – ケータイサイト
– 専用ブラウザソフト(PC)
– メール送信(携帯)
– iPhoneアプリ
– Androidアプリ

-ケータイサイトトップ -リアルタイムオッズ -出馬表
JRA-VANの携帯メールサービスの概要は次のとおりです。

項目 内容 備考
JRA-VANサービス
全体の中での
携帯メールの位置づけ
– 速報
– ケータイサイトへの誘導
メールはケータイサイト来訪のための
「きっかけづくり」が役割
(メールからリンクでジャンプ)。
サービス開始時期 2001年
配信数 一週間に約120万通
配信形態 テキストメール
またはHTMLメール
HTMLメール送付のために、
アクセルメールの
「絵文字デコレーションメール
変換機能」を活用

-注目馬の出走予定 -重賞の出馬表 -レース結果速報
JRA-VANに登録するユーザーのニーズは、「重賞の結果が知りたい」、「特別登録が知りたい」、「出馬表が知りたい」、「自分の注目馬の情報が知りたい」などが想定できます。携帯メールサービスでは、多くの情報の中から、「自分が知りたい情報だけ」をメール通知させること、すなわち「ユーザーの好みに応じた情報のカスタマイズ」が可能です。

アクセルメールの導入効果 ~ 「企画を考える時間が増えた」

アクセルメールの導入効果を教えてください。表面的な導入効果は「メール送信の運用負荷が下がったこと」です。しかし、真の効果は「『企画』を考える時間が増えたこと」の方です。
アクセルメール導入前は、配信には大変な手間がかかっていました。私たちとしては、配信業務そのものに忙殺され、企画を考える余裕がなかったのが正直なところでした。
しかし、そうした苦労は、競馬ファンにしてみれば、ある種「どうでもいいこと」です。メールが正確に届くのは、有料サービスである以上、当然のことだからです。お客様が見ているのは、「JRA-VANは、どれほど面白い情報(企画)を提供してくれるのか」「果たしてお金を払ってまで得るに値する情報(企画)なのか」ということです。もし「つまんないな」と思われたら、お客様は、黙って去っていくでしょう。エンタメ系BtoCサービスでは企画が最も重要なのです。
2006年11月にアクセルメールを導入して以来、本来業務である「企画」に割く時間が大幅に増えました。おかげさまでJRA-VANの会員数は順調に右肩上がりです。大きな導入効果であったと考えます。

システム選定の要件 ~ 不達アドレス管理、パフォーマンスチューニング

  • VAN事業部 大曽根俊一氏 「運用負荷を減らして企画に専念したいと考えました」

JRAシステムサービスで、アクセルメールを採用した経緯を教えてください。アクセルメールを導入する前、2年間は、別のメール配信システム(製品A)を使っていました。しかし、この製品は基礎性能や安定性の面で問題があったので、2005年に製品入れ替えを決定。あらためて各社の製品を比較検討しました。比較に際しては、一次比較、二次比較、検証試験の三段階を踏みました。その結果、選ばれたのがアクセルメールです。

製品選定に際し、何を要件としたのか教えてください。新たなメール配信製品を選定するにあたり、まずは「製品Aでは不可能だったこと、不便だったこと」を裏返しにする形で要件を定めました。具体的には次のとおりです。

条件1:「多種多様なメールが早く簡単に作れること」

JRAシステムサービス VAN事業部 大曽根俊一氏 大野登氏に、アクセルメール導入の経緯と理由について詳しく聞きました。

競馬の結果情報のメールは、内容が絶対に正確である必要があります。万が一、レース勝敗情報の記載ミスなどあったのでは、お客様の不興(お怒り)を買います。しかし製品Aでは、メールの作成は、ほぼ手作業でした。レースが終わる度に、内容をタイピングします。メールは一通だけでなく、何種類も作らなければなりません。しかもレース情報通知は速報メールなので、早く作って早く出さねばなりません。毎回、神経をすり減らす思いでした。こんな苦労をしなくて済むよう、新たに導入する製品には、メールが正確、迅速に作れる支援機能があることを求めました。

条件2:「メールアドレスのリスト管理が容易なこと」

携帯メールの配信では、多くの不達アドレスに送信していると、携帯キャリアからスパム発信源と見なされ、配信できなくなることがありえます。そのため、もう届かない不達アドレスは速やかに修正(削除)する必要がありますが、製品Aでは、不達アドレスの仕分けは「ほとんど手作業」でした。今回、導入する製品ではもっとスマートに管理したいと考えました。

条件3:「配信速度のチューニングが稼働を妨げないこと」

キャリアの設備に負担をかける通信形式で、何万通ものメールを数秒で配信するような「不適切な配信」をしていると、これもキャリアから、スパム発信サーバと見なされ、配信を止められることがあります。配信速度を適正にするパフォーマンスチューニングが重要な所以です。しかし、製品Aでは、チューニングは手作業であり、その上、チューニングを反映させるにはサーバの再起動が必要でした。つまり、レース結果速報メールの本番送信の真っ最中に手作業でチューニングし、それからサーバを再起動しなければならないのです。重賞レースの直後などの、競馬ファンがレース結果のメールを固唾を呑んで待ち望んでいる、まさにそのタイミングで、サーバの再起動をすることが、いかに神経をすり減らしたことか。新たに導入する製品には、パフォーマンスチューニングが稼働を妨げないことを求めました。

以上の要件の元で、一次比較、二次比較を行った結果、各製品の中でアクセルメールが最も要件を良く満たしており、また費用面でも低価格でした。その後、評価版を借り受けて、社内でストレステストを実施し、それもパスしたので、アクセルメールの正式導入を決定しました。2006年11月のことです。

アクセルメールへの評価 ~ 「無事これ名馬」

アクセルメールを6年間使い続けての評価を教えてください。安定性や使いやすさ、パフォーマンスの自動チューニングやエラーメール管理など、すべて期待通りのはたらきです。現在は、重賞レースの結果速報メールも、特に神経をすり減らすことなく、当たり前に安心して配信できるようになりました。競馬に例えてみますと、「無事これ名馬」とはこのことです。
こうして、配信に要する負荷が減ったおかげで、先に述べたとおりの「企画の充実 → 会員増(売上げ増)」という大きな成果を実現することができました。

エンターテイメント関連企業のメール配信に向いている製品は→「運用負荷が少ない製品」

  • VAN事業部 大野登氏「キャリアの動向を常に分析している会社とつきあうのが良いと思います」

現在、メール配信システムの導入を検討している、エンターティメントメ系の会社に、ある種の先輩ユーザーとしてアドバイスがあればお願いします。アドバイスのようなおこがましいことは言えませんが、私見まで。
エンタメ系の会社にとって重要なのは「運用」ではなく「企画」なので、メール配信システムは「空気のように使える製品」「運用の手間がかからない製品」を選ぶのが良いと思います。運用の手間を減らすには、先にも述べた「パフォーマンスチューニングが稼働を妨げないこと」「不達メールの管理の容易さ」が重要になるので、選定の際は、そこに気をつけるのが良いと思います。
また、携帯メール配信には、インターネットでの通常メール配信と違い、「キャリアに悪質と見なされたら(スパム発信源扱いされたら)終わり」という特性があります。メール配信システムの会社を選ぶ際には「携帯キャリアの情報を良く知っている会社」を選ぶのが得策だと考えます。

今後の期待

KLabへの今後の期待をお聞かせください。今回、アクセルメールを導入したことで、JRA-VANの運用負荷は大きく低減し、その分、企画力が大きく前進しました。KLabには、今後も優れた製品とサポートを継続提供していただくことを通じて、JRA-VANが、競馬ファン満足度向上の取り組みを支援していただくことを希望します。今後ともよろしくお願いいたします。

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

会社情報

会社名 JRAシステムサービス株式会社
所在地 〒135-0034
東京都江東区永代1丁目14-5
URL http://www.jrass.jp
  2011.04現在
※掲載の会社名、サービス名は各社の商標、登録商標です。