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NPO法人 愛知ネット様

特定非営利活動法人 愛知ネット 事務局次長 伊藤健太氏に、安否確認サービス「あんぴメール」の携帯メール配信エンジンとしてのアクセルメール活用について、詳しくお聞きしました。

(愛知ネットについて)
1999年に防災、災害支援のための地域市民に対する情報サービス支援を目的に設立されたNPO法人。災害救援に情報発信のスタンスで取り組むほか、地域における防災・減災活動、携帯メールを利用した「あんぴメール」などの提供も行っている。

情報発信を中心にした災害支援活動

愛知ネットについてお教えください。
愛知ネットは、防災、災害支援のための地域市民に対する情報サービス支援を目的に1999年に設立され、翌2000年1月には特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けました。
災害が起った際には、全国各地に赴いて災害救援活動を行っています。2004年の中越沖地震、2009年の岡崎市・ゲリラ豪雨による水害、2011年の東日本大震災などにおいても活動を行いました。東日本大震災については、現在も岩手県で支援活動を継続中です。
私たちの災害救援活動の特徴は、情報の発信に重きを置いた活動です。災害時に情報が遮断されることはとても怖いことです。被災地の状況が正しく伝わらないと、必要としている支援が行われない可能性があります。例えば、被災地にインターネットのスポットを作り、そこから正確な現地の状況を伝えたり、救援を呼びかけたりしています。私たちは常日ごろから災害時に備えて、私たちと一般の方々、行政との情報伝達がスムーズにできるよう ネットワーク作りにも取り組んでいます。

平常時は、地域の防災・減災活動に取り組んでいます。災害救援で学んだことを地域の方々に伝え、普段から災害時を意識した行動や準備などが出来るようお手伝いをしています。

安否確認メールを配信するエンジンとして「アクセルメール」を採用

愛知ネットではアクセルメールをどの様にお使いですか。
愛知ネットでは、2005年より災害発生時の安否確認を行う「あんぴメール」を提供しています。そのためのメール配信エンジンとして、2010年よりアクセルメールを活用しています。

あんぴメールは、電話をかけることが難しくなるような大災害発生時に、携帯電話のメールを通じて、ご家族や同僚の安否確認を行う有料サービス(一人100円/1カ月)です。災害発生時に各個人の携帯電話宛てにメールを配信し、そのメールに返信いただくことで各個人の状況、居場所などを確認します。事前に登録してある家族や同僚、会社宛にもその内容をメールで知らせることができます。
あんぴメールは、個人でも団体でも登録できます。現在の利用者は個人の方が約300名、地方自治体や企業など団体に所属する方が5,000名弱となっています。

アクセルメールをご導入いただく前、メール配信はどの様に行っていたのでしょうか。
あんぴメールのシステムはシステム会社と相談しながら独自に構築しています。メール配信については、フリーソフトのMTAを利用してメールサーバーを構築していました。
ご登録いただく方が増えるに従い、一度に送るメールの量が多くなるようになりました。そのため携帯電話会社の迷惑メール対策の一環でメールを一時止めるなど制限をかけられるようになり、メールが延滞するようになったのです。
最初は1台のサーバーでメール配信を行っていましたが、分散してメールを配信することで制限を回避しようとサーバの増設を繰り返し、最終的には5台のサーバーを使っていました。それでもうまく配信できなかったり、配信の延滞もありました。

2008年にあんぴメールの利用者による協議会を開き、ご要望などをお聞きした際に、メールが届かない問題や速く確実に届ける対策、出始めていたスマートフォンへの対応などの意見も出されていました。
2009年にシステムの改修が正式に決まったのを期に、メール配信エンジンの検討も始めました。

アクセルメール導入で5台のメールサーバーが1台に

アクセルメールを知ったきっかけを教えてください。

私たちとおつきあいがある「危機管理情報配信サービス」を行っている会社が、アクセルメールを活用していたことから、早くからアクセルメールが候補にあげられていました。

また実際にメール配信エンジンを検討した頃には、すでにアクセルメールは携帯メール配信エンジンでNo.1の実績でしたので、メール配信速度、確実に届けるための対策などから、アクセルメールの導入を決めました。

アクセルメールの導入理由を教えてください。

①高速で確実な配信が行える
あんぴメールの配信は、速く、確実に行われなくては意味を成しません。そのために携帯電話会社の制限を受けないよう、最も効率のよい方法でメール配信を行うアクセルメールを選択しました。

②エラーメールを自動判別してくれる
宛先不明などの理由でメールが届かない場合エラーメールが戻ってきますが、この件数が多くても、携帯電話会社に迷惑メールと認識されメールが延滞するようです。アクセルメールにはエラーメールを自動判別して、エラーの原因ごとに分類してくれる機能があります。正しくかつ容易にエラーメールの処理を行うことで、メールの延滞が防げると考えました。

③サーバーの台数を減らすことでコスト削減できる
受信制限への対処から5台のサーバーに分散して携帯電話へのメール配信を行っていましたが、アクセルメールは1台のメールサーバで十分に高速配信できるので、サーバを5台も並べる必要がなくなります。サーバーの運用面、コスト面でもメリットがあると判断しました。

「メールが届かない」などの問い合わせが減少

アクセルメールの導入効果についてお聞かせください。
アクセルメール導入後、「メールが届かない」といった問い合わせはかなり減少したと感じています。配信速度は、調べたところ少なくとも2倍になっています。最も速い場合は10倍近い配信スピードですね。

あんぴメールでは、大災害時の安否確認メールだけでなく、天気予報(毎日)、警報情報(発生時)、火災情報(発生時)、津波情報(発生時)の配信を行っています。このように毎日メールを配信するのは、大災害時に確実にメール配信できるように、日頃からメールを配信して、いざというときに配信できない、あるいは延滞がないよう確認するためです。

ご登録いただいている団体の中には地域の消防団もあり、あんぴメールの火災情報をもとに各自が出動する体制を取っているところもあります。地方自治体では、災害時の出勤訓練などであんぴメールを利用しています。パソコンの管理画面から、メールの一斉配信や安否の確認ができますので、団体の管理者側からの情報配信にも一役かっています。
こうした利用をしていただけるのも、あんぴメールが速く確実に届くからに他なりません。

さらに、あんぴメールでは、現地の災害状況を各個人から報告していただけるようメールで依頼をかけます。ご自身の周囲の状況を写真のアップロードも含めて教えていただけるようお願いしますが、こうしたやり取りもスムーズなメール配信ができるからこそ実現できるものと考えています。

Gmailなどスマートフォン対応を進める

  • 「Gmailなどの登録が最近増えてきました」

今後の展望についてお教えください。あんぴメール自体をもっと平常時にご活用いただけるよう、内容の充実を考えています。例えば、簡単なアンケート機能をつけていますが、その充実なども検討していく予定です。また最近ではスマートフォンの普及により、携帯メールに加えてGmailなどのアドレスを登録する方が増えていますので、Gmailなどのアドレスを簡単に登録できるようにしていきます。

今後の期待

アクセルメールへの今後の期待をお聞かせください。携帯電話会社が急に迷惑メール対策のルールを変更することがあります。アクセルメールはいち早くそうした変更に対応することに加えて、facebookでその情報を発信してくれますので、知りたい情報をタイムリーに知ることができ、たいへん助かっています。
来年以降、あんぴメールのユーザーによる協議会を開き、あんぴメールの今後について検討する予定です。そうした際、メール配信について新たな情報・ご提案がありましたら宜しくお願いします。

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

団体情報

団体名 特定非営利活動法人(NPO法人) 愛知ネット
所在地 〒446-0007
愛知県安城市東栄町1-7-22 内藤ビル2F
URL http://www.npo-aichi.or.jp/content/index.php
2013.06現在
※掲載の会社名、サービス名は各社の商標、登録商標です。